Facebookがインストリーム広告の提供を日本でも開始。動画コンテンツに広告の挿入が可能に
【重要】2025年8月31日をもって、Facebookの「インストリーム広告」はクリエイター向けの収益化手段として廃止されました。同時に「Reelsの広告」や「パフォーマンスボーナス」といった収益化プログラムも終了し、代わりにリール・ストーリー・写真・長尺動画・テキスト投稿を一本化して収益化できる「Facebookコンテンツ収益化プログラム(Content Monetization Program)」が2025年8月に導入されています。以下は2021年11月の日本でのインストリーム広告提供開始当時の内容を参考情報として残しています。現在Facebookでの動画収益化を検討される場合は、Meta公式のMeta for Creators(コンテンツ収益化プログラムの概要ページ)で最新のプログラム内容をご確認ください。
Facebookを運営するMetaはかつて、Facebook上の動画コンテンツの前後や途中に挿入できる広告であるインストリーム広告を日本でも提供開始すると発表していました。当時、利用資格を満たしたクリエイターは、自身がFacebookに投稿した動画に広告を挿入して収入源とすることができました。

1.(参考)インストリーム広告とは
インストリーム広告とは、動画サイトなどの再生画面内で表示される広告を指していました。特に認知度の高いものには、YouTubeの動画コンテンツを再生する直前に流れる広告動画が挙げられます。動画を再生すれば必ず広告を目にすることになるため、ユーザーへのアピール度が高い広告形態と言われていました。
ちなみに、インストリーム広告に対して「アウトストリーム広告」も存在します。アウトストリーム広告とは、動画サイトのプレイヤー画面以外の場所で展開される動画広告を指しています。
2.(参考)当時のFacebookインストリーム広告の仕様
2021年11月時点ではFacebookのインストリーム広告は世界49カ国で展開されており、日本を含む5カ国が新たに追加されました。インストリーム広告を出せるのはFacebookページのみで、個人アカウントでは利用できませんでした。
当時のインストリーム広告は、長さ1分以上の動画コンテンツの再生前後や再生途中に、15秒の広告を挿入できるものでした。フォーマットとしては以下の3つがありました。
- プリロール広告:動画の開始前に再生
- ミッドロール広告:動画の再生中に挿入
- 画像広告:コンテンツ下部に表示される静止画の広告
利用資格としては「過去60日間の再生時間が60万分以上」「ページのフォロワーが1万人以上」など、比較的ハードルの高い条件が設けられていました。
3.なぜインストリーム広告は廃止されたのか
Metaは、2025年8月31日をもって、Facebookのインストリーム広告に加え、Reels広告やパフォーマンスボーナスといったクリエイター向けの主要な収益化プログラムを終了しました。背景には、これまで長尺動画用のインストリーム広告、ショート動画用のReelsボーナス、静止コンテンツ用のパフォーマンスボーナスと、フォーマットごとに分断されていた収益化仕組みを、Metaが一本化・整理しようとしていることがあるとされています。
具体的には、従来の複数プログラムに代わって「Facebookコンテンツ収益化プログラム(Content Monetization Program)」が2025年8月に導入されました。このプログラムではReelsやストーリーズ、写真、長尺動画、テキスト投稿などさまざまなコンテンツ形式を一本化して収益化でき、エンゲージメント量に応じて報酬が計算される仕組みとなっています。
4.今後Facebookで収益化を目指すには
現在FacebookやInstagramでクリエイター収益化を検討される場合は、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- 収益化の対象が特定の広告フォーマットからコンテンツ全体のエンゲージメント量へと変化しているため、動画の長さや形式にこだわりすぎず、見せ方やコンテンツの質で勝負する発想が重要
- 利用資格や報酬計算方法はプログラムの変更にともなうもので変わりやすいため、Meta公式の発表を定期的にチェックする
- 広告収入だけに依存せず、ショップ機能や商品タグ付け投稿などを組み合わせ、収入源を分散させる
Facebookには動画広告以外にも、商品を無料で出展できる「Facebookショップ」などの集客・収益化手段もあります。仕組みについては無料で始められる「Facebookショップ」とは?で解説していますので、あわせてご参考ください。
5.まとめ
Facebookのインストリーム広告は2021年11月に日本でも提供が始まり、一時はクリエイターの収益化手段のひとつとして活用されていましたが、2025年8月に廃止され、現在はコンテンツ収益化プログラム(CMP)に一本化されています。
SNSの収益化施策は変化が激しいため、クリエイターや事業者の方は常に各プラットフォームの公式発表をチェックし、最新の収益化方法を把握しておくことが大切です。
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