【Google推奨】AMPとは?SEO効果に欠かせない手法を解説!
【重要】本記事は2020年10月時点の情報を基に執筆しています。Googleは2021年5月、検索結果の「トップニュース」カルーセル表示に必須だったAMP対応の要件を撤廃し、Core Web Vitals(表示速度などのページエクスペリエンス指標)を満たせば通常のページでも対象となるよう変更しました。現在もGoogle公式ドキュメント(Google Search Central「About AMP on Google Search」、2026年7月更新)では、「GoogleはAMPページを他の一般のウェブページと同じ基準でインデックスする」と明記されており、AMP対応をしていること自体が検索順位や特別な検索結果表示のために必須という位置づけではなくなっています。以下の内容は執筆当時の情報として「(参考)」として掲載しており、現在の状況は本記事後半の新しいセクションで解説しています。
(参考)2020年10月執筆時点の内容
WEB担当者であれば、「AMP」という言葉を聞いたことがあると思います。
しかしながら、「AMPってよくわからない」「具体的に何をすればいいのだろうか」など、AMPについてわからない人もいるでしょう。
この(参考)セクションでは、AMPの概要や当時考えられていた導入のメリット・デメリット、具体的な対策方法を執筆当時の内容のまま掲載しています。
AMPとは
AMPとは「Accelerated Mobile Pages」の略称であり、WEBページを瞬時に読み込んで表示させる手法です。
AMPに関しては2015年10月にGoogleとTwitterなど業界各社が専用のプロジェクトを立ち上げて、モバイルインターネットの向上に重点を置いてきました。
当初はトップニュースの枠内だけに対応していましたが、2016年10月からは通常の検索結果にも表示されるようになっています。
当時はキーワードによりAMPページのみが上位表示となる場合もありました。
AMPの仕組み
AMPはクエリ(検索キーワード)と関連性の高いAMPページがクローラーにキャッシュされると、そのページが検索結果に採用される仕組みとなっていました。
なお、キャッシュとは、ブラウザが表示したページのデータを保存して次に同じページを表示するときに最初よりも早く表示する仕組みです。
また、AMPの仕組みに関しては、Googleが公式的に公開していますので掲載しておきます。
AMP HTML に準拠したウェブページを公開すると、Google のクローラーが AMP ページをキャッシュします。キャッシュされたコンテンツが検索クエリに関連が深いと判断された場合、検索結果にはキャッシュされたページの URL がリンクされます。
(引用:Google モバイル検索が Accelerated Mobile Pages に対応しました)
AMPを導入するメリット(執筆当時)
検索順位の上昇
AMPの導入により、モバイルページの読み込み速度が上昇してGoogleからの評価を得やすくなるとされていました。
これは、AMP対応かどうかよりも表示スピードが評価されてランキングに良い影響を与えるという意味です。
検索流入の増加
AMPの導入は検索流入の増加にもつながるとされていました。
当時、AMP対応のページは検索結果のリッチリザルトやカルーセルの一部として表示されることがありました。
また、スマートフォンで検索したときにAMP対応ページには雷のようなマークがつき、表示速度の速さを好むユーザーのクリックを促す効果が期待されていました。
AMPを導入するデメリット(執筆当時)
コンバージョンの減少
コンバージョンの減少は一部のサイトやページに起こります。
たとえば、AMP対応していない広告はAMPページでは表示できません。
そのため、コンバージョンにつながらず、収益の減少も考えられます。
特にアフィリエイトサイトの運営を検討している場合は、掲載する広告がAMP対応かどうか事前に確認しましょう。
ちなみに、Googleアドセンス広告はAMPに対応しています。
アクセス数の減少
AMPを導入すると、スニペットにサイトリンクが表示されることがあり、アクセス数の減少を招くことがあります。
スニペットに「移動先」と外部のリンクが表示されていたり、「〇〇とは」のようなサイトリンクが表示されたりすると、ユーザーによりそちらをクリックすることもあるでしょう。
しかし、スニペットにサイトリンクが表示されるのは、Googleの検索仕様にマッチしたサイトのみとなるため、大幅なアクセス減少にはならないでしょう。
運用の手間
AMPを導入すると、AMP HTMLページでAMPページを作成します。
ページごとに正規ページ、AMPページの2ページを作る必要があり、管理に手間がかかります。
ページ数が増えれば増えるほど、その管理労力も増加します。
とはいえ、WordPressのサイトであればプラグインを入れるとAMPページが作成できるため、AMP HTMLを作る手間が省けます。
さらにページごとにAMP化するかどうかも選べます。
AMPの対応方法(執筆当時)
ここからはAMP化について対応方法をご説明します。
なお、ここでご紹介する方法は、WordPressのプラグインで対応するものです。
AMPプラグインの導入
WordPressのプラグインの管理メニューで、「新規追加」から「AMP」と検索すると、プラグインのインストールが可能です。

インストール後は、有効化してください。
AMPプラグインの設定方法
プラグインを有効化したら、設定に入ります。
WordPressのメニューから「AMP」を選択して、「Experience」の項目で「Website」にチェックを入れて「Website Mode」を選びます。
・Transitional:AMPサイトと通常サイトの両方が残る
・Standard:サイト全てをAMP化
・Reader:投稿ページのみAMP化
以上のいずれかを選びますが、自サイトで使っているテーマにより対応が異なります。
AMP化されたか確認
設定を終えたら、自サイトがAMP化されたか確認します。
自サイトのURLの最後に「amp」をつけてページの様子をみます。
シンプルな自サイトが表示されたらAMP化の成功です。
エラー時の対応
AMPの導入ではエラーが出ることがあります。
エラーを検証するには、Google Chromeの拡張子である「AMP Validator」を使ってみましょう。
また、サーチコンソールにもエラーの通知が届きます。
それらの内容をもとにエラーの対応をする必要があります。
エラーを放置しておくと、検索エンジンからの評価やアドセンス収益が下がる可能性があるため、迅速な対応をしましょう。
AMPをめぐる現在の状況(2026年8月時点)
2020年の執筆時点ではAMP対応がSEO上のアドバンテージに直結する手法として紹介されていましたが、現在はGoogleのAMPに対するスタンスが大きく変わっています。
Googleは2021年5月、ページエクスペリエンス(読み込み速度や操作性など)を評価する「Core Web Vitals」を検索ランキングのシグナルとして正式に導入しました。この変更に合わせて、検索結果の「トップニュース」カルーセルに表示されるためのAMP必須要件も撤廃され、Core Web Vitalsの基準を満たしていれば、AMP形式でない通常の高速なページでもカルーセルに表示されるようになりました。
現在のGoogle公式ドキュメントでも、「Google検索はAMPページを使用技術にかかわらず他のウェブページと同じ基準でインデックスする」と明記されており、AMPはもはや「必須の手法」ではなく、存在する選択肢のひとつという位置づけに変化しています。
つまり、今後ページ表示速度を改善する際に必ずしもAMP専用の仕組みを導入する必要はなく、通常のHTML・CSS・JavaScriptでもCore Web Vitalsの指標(LCP、INP、CLSなど)を改善すれば同様に評価されます。サーチコンソールの「Core Web Vitalsレポート」や「PageSpeed Insights」で、自社サイトのスコアを確認することができます。
なお、既存でAMPに対応済みのサイトは引き続き使用できます。GoogleはAMPページを引き続きインデックス対象としていますが、新規に導入する際は「検索順位を上げるための必須手段」ではなく、「ページ高速化の選択肢のひとつ」として検討するのが実態に合った考え方です。
まとめ:AMPは「必須」ではなく「選択肢のひとつ」
AMPはモバイルページの表示を高速化する手法のひとつです。
以前は検索結果のトップニュースカルーセルなどでAMPが実質的に必須とされていた時期もありましたが、現在はCore Web Vitalsを満たせばAMPなしでも同等に評価される仕組みに変わっています。
これからサイトの高速化に取り組む場合は、AMP専用のページを作ることを前提にするよりも、まずはCore Web Vitalsの数値を測定し、画像の最適化や不要なJavaScriptの削減など、自サイト全体の表示速度改善に取り組むのが現在の基本方針です。
既にAMPを導入済みのサイトは無理に廃止する必要はありませんが、これから新規に導入を検討する場合は、運用の手間とCore Web Vitalsの改善効果を天秤にかけて判断することをおすすめします。
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