【初心者向け】Googleマイビジネスの運用に不可欠なインサイトとは?

tanakamiho

【重要】本記事は2021年3月時点の情報をもとに執筆していますが、その後以下の大きな変更がありました。(1)2021年11月、「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」に名称変更されました。(2)2022年7月、記事内で紹介している専用モバイルアプリ「Googleマイビジネス」アプリ自体が廃止され、現在はGoogleマップアプリやGoogle検索から直接管理する形に変わっています。(3)2023年2月、本記事のテーマである「インサイト」は「パフォーマンス」に名称変更され、集計方法も(1ユーザーが何度行動しても、1日ごとに1カウントする方式に)変わっています。以下の手順は当時のアプリベースの手順として参考にしていただき、実際の操作は記事末尾の「6.」をご確認ください。

Googleマイビジネス(現:Googleビジネスプロフィール)では、インサイト(現:パフォーマンス)というユーザーの検索やコンバージョンの測定機能があります。Googleマイビジネスにおける検索情報やユーザーの行動などを確認できます。ローカル検索やGoogleマップ経由の集客に役立ちます。小規模のお店を経営している人や広告運用をしている担当者はしっかりと理解しておきましょう。

1.Googleマイビジネスの「インサイト」とは(参考:2021年時点)

登録したユーザーは、Googleマイビジネスの「インサイト」において、どのように検索されたか、検索情報、ユーザーの行動などを閲覧できます。

パソコン及びモバイル機器から確認するのも簡単で、Googleマイビジネスにログインしたあとに「インサイト」ボタンを押せば確認可能です。

こちらを活用すると、「ユーザーが何を検索してたのか」「ユーザーが気になっていることは何なのか」などを推測できるワードを獲得できるので、ビジネスの上で重宝するでしょう。

Googleの他サービスである「Googleアナリティクス(現:GA4)」と機能をほぼ同じくしていますが、こちらの場合はサイトの滞在時間などが確認できるのに対し、Googleマイビジネスの場合はより実店舗のサービスに併せて最適化されています。

2.(参考:2021年時点の手順)Googleマイビジネスの管理画面からインサイトを見る手順

※以下は2021年時点の手順です。前述の通り専用アプリは2022年7月に廃止されているため、現在の正しい確認方法は「6.」をご確認ください。

2-1.パソコンの場合(参考)

1.Googleマイビジネスにアクセス:Googleマイビジネスにアクセスします。

2.Googleマイビジネスにログイン:Googleアカウントを使って、Googleマイビジネスにログインします。

3.[ホーム]画面を表示させる:インサイトを確認したいビジネスをクリックし、[ホーム]画面を表示させます。

4.[インサイト]をクリック:左側のメニューにある [インサイト]をクリックします。

2-2.モバイルアプリの場合(参考・廃止済み)

※この項で紹介していたGoogleマイビジネス専用モバイルアプリは2022年7月に廃止され、リンク先のストアページも現在は存在しません。以下は当時の手順として参考にのみ残しています。

1.モバイルアプリをダウンロード:Googleマイビジネスのモバイルアプリは、AndroidとiOSどちらでも利用可能でした。

2.モバイルアプリを立ち上げる:Googleマイビジネスのモバイルアプリを立ち上げます。

3.Googleマイビジネスにログイン:Googleアカウントを使って、Googleマイビジネスにログインします。

4.[ホーム]画面のV(記号)をタップ:ホーム画面の上部に「閲覧数」「検索数」「アクティビティ数」が表示されるのでその真下にある「V(記号)」をタップします。

5.[レポート表示]をタップ:Googleマイビジネスのインサイトレポートが表示されます。

3.Googleマイビジネスのインサイトの活用方法(参考:基本の考え方は現在のパフォーマンスにも共通)

Googleマイビジネスのインサイトでは、ローカル検索やGoogleマップ経由でユーザーがどのようにGoogleマイビジネスを検索し、その後どのように行動したのかを確認できます。

インサイトでわかる情報は、以下のとおりです。

  • ユーザーがビジネスを検索する方法
  • ビジネスの検索に使用された検索語句(検索クエリ)
  • ユーザーがビジネスを検索したGoogle サービス
  • ユーザーの反応(ユーザーの行動)
  • (運転)ルートのリクエスト
  • 電話着信件数
  • 写真(の閲覧)・写真の枚数
  • ビジネスが認知されている要因

上記の8項目は大別すると3つの視点で分析できます。

  1. ユーザーの検索方法を知る
  2. ユーザーの(Googleマイビジネス経由での)行動を知る
  3. 投稿写真の閲覧数を知る

の3つの視点です。インサイトのデータをそれぞれの視点から適切に読み取り、店舗集客やサービスの改善に活かしていきましょう。※これらの分析の考え方自体は現在のパフォーマンスでも引き続き有効です。

【以下の3-1〜3-3は2021年時点の画面構成を前提とした解説です。ボタン名や具体的な手順は変わっている可能性があるため、分析の視点として参考にしてください。】

3-1.ユーザーの検索方法を知る

ユーザーの検索方法を知る視点では4つの項目を確認します。

・ユーザーがビジネスを検索する方法

直接検索・間接検索など、キーワードの種類が分かります。

キーワードの種類に応じて「新規ユーザー」「既存ユーザー」なのか大別することができます。

・ビジネスの検索に使用された検索語句

よく検索されるキーワードを確認します。そのキーワードでマップ上の何位に表示されているかを把握すると、改善ポイントが明確になります。

・ユーザーがビジネスを検索したGoogleサービス

ローカル検索のうち、Google検索かマップ検索かを把握できます。

Google検索が多い場合は、順位を3位以内に上げる以外に、口コミや営業時間や利用用途の充実を図ると良いでしょう。

マップでの検索が多い場合、マイビジネスの情報を充実させコンバージョン率や表示順位を改善します。

・ビジネスが認知されている要因

グループ向き、ディナーに人気などの属性があります。ユーザー投稿によって決まる要素が強いので、ユーザー目線に合わせて情報を充実させます。

3-2.ユーザーのGoogleマイビジネス経由での行動を知る

[ユーザーの行動]では、

  • ウェブサイトへのアクセス
  • ルートのリクエスト
  • 通話したユーザー数

の項目から、ユーザーがGoogleマイビジネスを見つけた後にどのような行動をとったのかを確認できます。

・Googleマイビジネスに正確な情報を設定する

ユーザーの行動データをみると、ユーザーがどういう方法でお店に接触を図ったのか確認できます。

「電話の問い合わせが多いと予想していたけど、実際は経路案内を利用するユーザーが多かった」など、業種によってユーザーの行動は異なります。ユーザーがどういう方法でお店に接触を図ったとしても対応できるように、ウェブサイトのURLや住所・電話番号をGoogleマイビジネスに正確に設定することが重要です。

・LPがユーザーの求めている情報を含むサイトやページか確認する

[ウェブサイト]へのアクセスが多い場合は、ウェブサイトのLP(ランディングページ)がユーザーの求める情報を掲載したサイトやページかどうか確認しましょう。

・ピンの位置を見直す

経路検索が多いにもかかわらず、電話で道案内の問い合わせがある場合は、Googleマップ上でGoogleマイビジネスの所在地の位置を示すピンが実際の位置とずれている可能性があります。ピンの位置がずれていると、Googleマイビジネスの情報を見て来訪しようと思ったユーザーが迷ってしまい、機会損失につながります。

ピンで表示された建物の場所だけで、ユーザーがどこにお店があるのかわかるようにピンの位置を見直しましょう。※ピンの修正手順は現在はGoogleマップアプリから行う形に変わっています。

・Googleマップに表示されているか確認する

[電話]や[経路検索]などの来店コンバージョンが著しく減ったときは、Googleマップでの表示順位が下がった可能性が高いです。

Googleマイビジネスの所在地で関連性の高いキーワードで検索して、Googleマップにビジネス情報が表示されているかを確認しましょう。関連性の高いキーワードで検索してもGoogleマップにビジネス情報が表示されない場合は、以下の方法で表示順位の改善を図る必要があります。

  • ・ビジネス情報の内容を充実させる
  • ・ビジネス情報は最新の情報を保つ
  • ・ビジネスのオーナー確認を行う
  • ・営業時間は最新の情報を保つ
  • ・ユーザーからビジネスに投稿された口コミに返信する
  • ・訴求力のある写真を追加する

3-3.投稿写真の閲覧数を知る

[写真]の項目では、写真の閲覧数・お客様の写真が閲覧された回数を確認できます。

投稿写真が多いほどユーザーが取得できる情報が多くなり、お店への来店数が増えるといった効果が期待できます。

・写真を充実させる

Googleは、Googleマイビジネスに投稿された写真が多いお店のビジネス情報を評価し、検索結果の上位に表示させる傾向があります。お店の外観や店内の雰囲気・商品・サービス・メニューなど、新しい写真を充実させて店舗や企業の魅力をユーザーにアピールしましょう。

Googleマイビジネスをうまく活用し、集客につなげるには、Googleマイビジネスのインサイトを適切に読み取ることが不可欠です。ただ、インサイトから確認できるデータはお店の立地や業種カテゴリ等によって変わるため、データの活用ポイントも業者によって異なります。

4.インサイトのデータは保存しておこう(参考)

飲食店やフォトスタジオなど、季節や時期によって、検索語句に変化があるビジネスの場合、データを長期的に見たいですよね。

例えば、フォトスタジオの場合だと、春先でしたら「入学 記念写真」といった進級進学関連の語句、夏くらいから「七五三 記念撮影 前撮り」などの七五三に関するもの、秋冬になると「年賀状 写真撮影」など、季節や時期によって検索語句が変化することが予想されます。

ユーザーがどのくらいの時期から、イベントに関する情報を必要としているのか、データを保存しておくことで傾向を知ることができます。フォトスタジオのオーナーは、ユーザーが「今」求めている情報を投稿することができるので、集客に効果的な投稿をすることができるかもしれません。

時期や季節によって検索語句に変化がなさそうなビジネスの場合にも、もしかすると何か傾向があるかもしれません。検索語句の変化があるのか、また、どんな傾向があるのかを調べるためにもインサイトのデータを保存しておくと便利です。

季節やイベントの前後による検索語句の変化だけではなく、ウェブサイトへのアクセスが多い時期、お問い合わせが増える時期なども調査することができます。

※データの保存可能期間はサービスの仕様変更により変わるため、現在の正確な仕様は公式ヘルプでご確認ください。

5.(当時の)まとめ

インサイトは「店頭アンケート」の役割も果たしますし、「効果・確認数を見られる広告」と捉えることも出来るでしょう。

特に、「どの画像がよりクリックされたか」「反応があったか」の情報は重要です。お客さんがどのメニュー(サービス)に興味を持っているかわかるからです。

一朝一夕ではリサーチの結果が出来ませんが、継続したGoogleマイビジネスの利用はオーナーに指針を与えてくれるでしょう。

6.(最新)現在の正しい確認方法:Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」

本記事の公開後、Googleマイビジネスをめぐる状況は大きく変化しました。

・2021年11月、「Googleマイビジネス」は「Googleビジネスプロフィール」に名称変更されました。

・2022年7月、専用モバイルアプリが廃止されました。現在はスマホからは「Googleマップ」アプリを開き、自分のビジネスアカウントから管理する形になっています(PCはGoogle検索または専用の管理ページからアクセス)。登録したデータや口コミ、写真などはすべてそのまま引き継がれています。

・2023年2月、本記事で紹介した「インサイト」は「パフォーマンス」に名称変更されました。同時に集計方法も変更され、1ユーザーが同じ日に何度行動しても(1日ごとに)1人としてカウントする方式になりました。このため、以前のインサイトの数値と現在のパフォーマンスの数値を単純に比較すると、見かけ上大幅に数値が低下したように見えることがあるので注意が必要です。

現在は、Googleビジネスプロフィールの管理画面(マップアプリまたはPCの管理ページ)にある「パフォーマンス」タブから、本記事で紹介したような検索方法やユーザー行動のデータを確認できます。実際の操作手順は公式ヘルプで最新情報をご確認のうえ、マップアプリ内の自分のビジネスアカウントから進んでください。

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