Xに代わる?分散型SNS「 Mastodon(マスドン)」とは?特徴や使い方を徹底解説

tanakamiho

SNSの世界は日々変化し、新しいプラットフォームの登場に戸惑うことも多いでしょう。特に既存のSNSに不満を感じている方や、より自由な表現の場を求めている方は多いのではないでしょうか。

そんなときにはMastodon(マストドン)を活用してみてはどうでしょうか。この記事では、Mastodonの特徴や使い方、さらには活用方法まで詳しく解説します。

【重要】本記事は2024年12月時点の情報を基に執筆しています。X(旧Twitter)の代替サービスをめぐる状況はその後も変化しており、現在ではBlueskyの利用者数がMastodonを上回るなど、勢力図が変化しています(2026年2月時点でMastodonの月間アクティブユーザーは75万〜100万人程度とみられます)。最新の立ち位置の比較は、記事末尾の「Mastodonの現状(2026年時点)」をご参照ください。以下の基本情報や使い方は(参考)として引き続き有効です。

Mastodon(マストドン)とは?(参考)

Mastodon(マストドン)は、分散型のソーシャルネットワーキングサービスです。2016年にドイツ人開発者のオイゲン・ロホコ氏が立ち上げました。従来のSNSとは異なり、中央集権的な管理者が存在しません。

分散型SNSの特徴は、複数のサーバー(インスタンス)が連携して機能することです。ユーザーは好みのインスタンスを選んでアカウントを作成できます。各インスタンスは独自のルールを設けられるため、多様なコミュニティが形成されやすいでしょう。

また、Xとの主な違いは、投稿文字数が500文字まで可能な点です。それから、投稿の公開範囲を細かく設定できます。Mastodonでは「トゥート」と呼ばれる投稿を「ブースト」して拡散します。タイムラインも3種類あり、より柔軟な情報共有が可能となっています。

Mastodonが注目される理由(参考)

Mastodonが注目を集める理由は、プライバシー重視、コミュニティ中心、そしてオープンソースという特徴にあります。

まず、プライバシーとデータ管理の面で、Mastodonは優れています。中央集権的なSNSと異なり、ユーザーデータの管理が分散されています。各インスタンスが独自のルールを設定できるため、ユーザーは自分に合った環境を選べます。また、投稿の公開範囲を細かく設定できるのも魅力でしょう。

次に、Mastodonはコミュニティを重視しています。小規模なインスタンスが多いため、趣味や関心を共有する人々と密接につながれます。ローカルタイムラインを通じて、同じインスタンスのユーザーと交流しやすい環境が整っています。

最後にオープンソースのメリットが挙げられます。誰でもソースコードを確認し、改善や機能追加の提案が可能です。これにより、ユーザーのニーズに合わせた迅速な進化が可能になります。また、透明性が高いため、セキュリティ面でも信頼性が高いといえるでしょう。

Mastodonの使い方(参考)

ここからは、Mastodonの使い方を紹介します。

アカウント作成とサーバー(インスタンス)選び

Mastodonを始めるには、まずサーバー(インスタンス)を選びます。各サーバーには特徴があり、趣味や関心に合わせて選べます。たとえば、アニメ好きが集まるサーバーや、技術者向けのサーバーなどがあります。

そして、サーバーを決めたら、そこでアカウントを作成します。ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、利用規約に同意すれば登録完了です。

基本的な操作方法(投稿、フォロー、検索など)

Mastodonでの投稿は「トゥート」と呼びます。投稿画面で文章を入力し、「トゥート」ボタンを押すだけです。画像や動画も添付できます。

他のユーザーをフォローするには、そのユーザーのプロフィールページにある「フォロー」ボタンをクリックします。検索機能は限定的ですが、ハッシュタグを使えば関心のある話題を見つけやすくなります。

プライバシー設定とカスタマイズ

Mastodonの特徴的な機能に、投稿ごとのプライバシー設定があります。「公開」「未収載」「フォロワーのみ」「ダイレクト」の4段階から選べます。「公開」は誰でも見られる投稿、「未収載」はタイムラインには表示されない投稿、「フォロワーのみ」はフォロワーだけが見られる投稿、「ダイレクト」は指定したユーザーのみが見られる投稿です。

また、プロフィールのカスタマイズも重要です。自己紹介文やアイコン、ヘッダー画像を設定しましょう。さらに、通知設定やタイムラインの表示方法なども自由に変更できます。

Mastodonの活用方法(参考)

Mastodonを効果的に活用するには、タイムラインの使い分けがポイントです。ローカルタイムラインでは同じサーバーのユーザーと交流できます。一方、フェデレーテッドタイムラインでは他のサーバーの投稿も見られるでしょう。これらを使い分けることで、幅広い情報収集が可能になります。

それからハッシュタグは投稿の検索性を高めるツールです。興味のあるトピックにハッシュタグを付けると、同じ関心を持つユーザーとつながりやすくなります。また、ハッシュタグをフォローすることで、特定のテーマの投稿だけを追うことも可能です。

クロスポストは他のSNSとの連携に便利ですが、注意も必要です。自動連携ツールを使えば、MastodonからX(旧Twitter)などに投稿を転送できます。ただし、プライバシー設定や投稿内容には気をつけましょう。また、各プラットフォームの特性を考慮し、適切な形式で投稿することが大切です。

Mastodonでの収益化の方法(参考)

Mastodonでの収益化は、従来のSNSとは異なるアプローチが必要です。広告やスポンサーシップの活用は限定的ですが、可能性はあります。たとえば、特定のインスタンス内で協賛企業を募り、その企業の情報を優先的に表示する方法があります。ただし、ユーザーのプライバシーを尊重する必要があるでしょう。

クラウドファンディングやサポーター制度は、Mastodonの理念に合致した収益化方法です。インスタンス運営者やコンテンツ制作者は、Patreonなどのプラットフォームを活用できます。ユーザーからの直接支援を募ることで、広告に依存しない運営が可能になります。

コンテンツ制作者向けの戦略としては、有料会員制度の導入が効果的でしょう。具体的には、特別なコンテンツや機能へのアクセス権を提供する方法があります。また、物理的な商品販売やオンラインイベントの開催も検討できます。これらの方法を組み合わせることで、持続可能な収益モデルを構築できるでしょう。

Mastodonの現状(2026年時点)

2026年現在、Mastodonは登録アカウント数が1,000万を超え、1万以上の独立サーバーで構成されていますが、実際の月間アクティブユーザー(MAU)は75万〜100万人程度にとどまります。2022年11月のピーク時(約260万人)からは大幅に減少し、現在はプライバシー重視のコミュニティが中心の小規模で安定した基盤へと落ち着いています。

一方で、Xの代替先としてはBluesky(ブルースカイ)が存在感を増しており、2026年第2四半期時点のMAUは約1,070万人と、Mastodonを大きく上回っています(この数値自体は2024年第4四半期のピーク(2,210万人)からは大幅減となっています)。つまり、Xの代替として広く使われているのはMastodonよりもBlueskyであるというのが2026年時点の実態です。Xや他の代替サービスとの比較は、Twitterの代わりになるのはこのSNS?もあわせて参考にしてください。

それでもMastodonには、中央集権的な企業にデータを依存しない、オープンソース・分散型という独自の価値があります。大規模な到達を目指すよりも、ニッチなテーマや専門分野に特化したコミュニティ形成を目的とするなら、今も選択肢の一つとして有効です。最新のSNS利用者数の全体像はSNSごとのユーザー数のまとめもあわせてご確認ください。

Mastodonをマーケティングに取り入れてみよう

Mastodonは、単なるSNSの代替ツールではありません。その特徴を活かせば、ニッチなファン層との信頼関係を築くマーケティング戦略を展開できる可能性があるでしょう。

また、インスタンスごとの特色を活かしたターゲティングも効果的です。収益化の方法も、従来のSNSとは異なるアプローチが可能です。プライバシー重視の姿勢は、ユーザーとの信頼関係構築に役立つでしょう。

ただし、Xの代替としての存在感は現在Blueskyに移っている面もあります。自社のターゲット層や目的に応じて、Mastodonを含めた複数のSNSを組み合わせながら、自社のマーケティング戦略に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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