サブドメインはSEOに不利?サブディレクトリとどう使い分ける?わかりにくい疑問を解決!

tanakamiho

サイトの運営において、サブドメインとサブディレクトリをどうやって使い分けたらいいかと考えたことはないでしょうか。特に新規サイトの立ち上げでは、サブドメインにするかサブディレクトリにするか悩むことが多いです。

そこで、本記事ではサブドメインとサブディレクトリの概要やSEOへの影響、それぞれのSEO対策、使い分けをご説明します。サブドメインやサブディレクトリはわかりにくい用語ですので、ぜひ参考にしてください。

【重要】本記事は2021年5月時点の情報を基に執筆しています。当時はSEO業界で「サブディレクトリの方がサブドメインよりもSEOに有利」という見方が一般的でしたが、GoogleのJohn Mueller氏はその後も繰り返し「Googleの検索アルゴリズムはサブドメインとサブディレクトリを基本的に同等に扱う」と説明しています。この点を踏まえ、本文中の「サブドメインの方がSEO効果が弱い」という記述は当時の一般論として参考にとどめ、最新の公式見解は記事後半の「Googleの公式見解」の章もあわせてご確認ください。

サブドメインとは?

まずはサブドメインについてご説明します。サブドメインとは本ドメインの前に加わるドメインです。たとえば、本ドメインが「https://www.○○.com」であれば、「https://■■.○○.com」のように■■の部分がサブドメインとなります。

サブドメインの部分には好みのワードを入れることができて、コンテンツの内容に合わせて決める場合が多いです。ただし、サブドメインは本ドメインとは別の扱いとなるため、本ドメインに対して副次的に使うと考えてください。

サブディレクトリとは?

サブディレクトリは、「https://www.○○.com」という本ドメインに対して「https://www.○○.com/△△」という形になり、△△の部分を示します。サブドメインと同様で自由にワードを入れることが可能です。サイト管理者がわかりやすいように設定することが多いです。

サブドメインやサブディレクトリはSEOにどう影響するのか(参考:当時の一般的な見方)

サブドメインやサブディレクトリの意味は把握できたと思います。2021年当時、SEO業界では両者のSEOへの影響度に差があると考えられていました。

当時の一般論では、サブドメインの被リンクは本ドメインに影響を与えにくく、ドメインパワーの違いもサブドメインと本ドメインで別々に蓄積されるとされていました。一方、サブディレクトリは本ドメインと同一サイトとして扱われるため、本ドメインの評価を直接受け継ぐとされていました。

こうした背景から、当時は「サブディレクトリの方が強いSEO効果が期待できる」という見方が広く共有されていました。とはいえ、サブドメインとサブディレクトリは本来用途で使い分けるものであり、SEOだけを意識して使うものではありません。

この使い方やSEO対策を次項で見ていきます。

Googleの公式見解:サブドメインとサブディレクトリの評価に差はない

【重要】でも触れたとおり、GoogleのJohn Mueller氏は何度も「サブドメインとサブディレクトリは基本的に同じように評価する」と説明しています(Search Engine Journalの報道より)。その上で「関連するコンテンツはできるだけ同じサイトにまとめるべき」とも提言しており、SEO上の優先度よりもサイト構造の分かりやすさを重視することを推奨しています。

Google検索セントラルのURL構造に関する公式ドキュメントでも、クロールやインデックスのしやすさを高めるためにシンプルで人にとってわかりやすいURL構造を作ることが推奨されており、サブドメインかサブディレクトリかという選択自体が順位を直接左右するという記述は見当たりません。

ただし、実際の検索結果を分析した一部の調査ではサブディレクトリが優勢に見えるケースも報告されており、「アルゴリズム上の扱いは同じでも、実際の運用ではコンテンツの集約度や内部リンク構造の差が結果に現れやすい」と理解しておくのが実態に近いでしょう。このあたりのアルゴリズムの考え方はGoogleのコアアップデートのたびに調整されることもあるため、定期的に最新情報を確認することをおすすめします。

サブドメインのSEO対策

前述のとおり、サブドメインは本ドメインとは別サイトとして扱われるため、コンテンツのテーマやターゲットが本ドメインと明確に異なる場合に選ばれることが多いです。新たにドメインを取得して新規サイトを立ち上げるよりも、既存サイトの信頼性を活かしやすいサブドメインを選ぶケースもあります。

サブドメインの場合は新たにドメインを取得するわけではないので、ドメインの取得費用や管理費用をおさえることができます。なお、新規にドメインを取得する際はドメイン年齢も考慮点の一つとして知られています。

ただし、サブドメインは本ドメインとは別物として運営していくので、コンテンツ制作はゼロからのスタートです。コンテンツの制作には時間と労力がかかるため、外注を活用するなど効率化が望ましいです。

また、本ドメインのドメインパワーが弱いと釣られるようにサブドメインのドメインパワーも弱くなりやすいという見方があります。最悪の場合、本サイト、サブサイトの共倒れも考えられます。サブドメインを立ち上げる前に、本ドメインの信頼性を育てることが大事です。

それからサブドメインは専門性が求められます。テーマやコンセプトをしっかりと定めて、そこからブレないように展開する必要があります。

サブディレクトリのSEO対策

サブディレクトリは本ドメインと同一サイトとして扱われるため、本ドメイン全体のアクセス解析をもとに問題点と改善策を考えると効果的です。ここで注意したいのは、重複コンテンツです。

サブディレクトリは本ドメインと直接つながっており、コンテンツ量の増加に伴ってページ内容が重複するリスクが高まります。当然、重複コンテンツや内容の似通ったコンテンツは検索順位を下げてしまいます。

コンテンツ制作では対策キーワードをエクセルなどで一覧にして、着手しているかどうか管理していきましょう。また、コンテンツ量が増えたからといって、サイトコンセプトからズレたカテゴリのページを増やすことは避けてください。

Googleがサイトのカテゴリを判断しにくくなり、ドメインのSEO効果が落ちてしまいます。

サブドメインとサブディレクトリはどう使い分ける?

サブドメインやサブディレクトリのSEO対策が見えてきたと思いますが、両者はどのように使い分けたらいいのでしょうか。前述のとおりGoogleは両者を同等に評価するため、SEO効果の差を基準に選ぶ必要はありません。その上で、以下のような基準で検討することをおすすめします。

既存サイトとテーマが近いコンテンツであれば、サブディレクトリで展開して一つのサイトとして情報を集約した方が、ユーザーにとっても運営者にとっても管理しやすくなります。一方で、ターゲット層やコンテンツの性質が本ドメインと明確に異なる場合は、サブドメインで切り分けた方が運用やコンテンツ方針を明確にできます。

いずれの場合も、新しく立ち上げるサイトには信頼性があまりないため、すぐに大きなアクセスを集めにくいのはサブドメインでもサブディレクトリでも共通しています。同じテーマで一つにまとめられるコンテンツはできるだけサブディレクトリで集約し、コンテンツ全体の信頼性を高めていくことが実際的なアプローチでしょう。

サブドメインとサブディレクトリの違いを把握しよう

サブドメインとサブディレクトリは、混同しやすい内容です。しかし、両者にはしっかりとした違いがあり、用途も異なります。Googleは両者を同等に評価するため、SEO上の優劣ではなく、コンテンツの集約しやすさや運用体制を基準に選んでください。

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