Instagram、プロフィールを閲覧だけできる「読み取り専用モード」をテスト。Instagram Plusとの関係と企業アカウントへの影響

misosil編集部

Instagramが、プロフィールを「見るだけ」にする読み取り専用モードをテストしていると報じられた。このモードで他のアカウントのプロフィールを開くと、投稿へのいいねやコメント、DMの送信、フォロー、ストーリーズの閲覧ができなくなる。

Social Media Todayが2026年10月4日に伝えたもので、機能を見つけたのはアプリ解析で知られるAlessandro Paluzzi氏だ。同氏がXで共有した画面をもとにした報道で、Metaによる正式な発表ではない。

この記事では、報じられている仕組みと、すでに日本でも始まっている有料プラン「Instagram Plus」との関係を整理し、企業アカウントの運用や計測にどんな影響が考えられるかを考える。

読み取り専用モードとは

報道によると、読み取り専用モードは、他のアカウントのプロフィールを閲覧するときに、交流のための操作をすべて無効にする仕組みだ。無効になるのは次の操作である。

  • 投稿へのいいね、コメント
  • プロフィールの持ち主へのDM
  • フォロー
  • ストーリーズの閲覧

Instagramの読み取り専用モードで無効になる4つの操作(いいね・コメント、DM、フォロー、ストーリーズ閲覧)と、Instagram Plusの追加機能として検討されている位置づけを示した図解

読み取り専用モードでは、閲覧以外の操作が使えなくなる

Social Media Todayは、このモードを「有料プランInstagram Plusの追加機能として検討されている」と伝えている。つまり、通常のInstagramに標準で入る機能ではなく、課金する利用者向けの特典になる可能性がある、という見立てだ。

料金や、テストが行われている地域は、報道では示されていない。公式に確かめられた情報ではなく、アプリの内部から見つかった機能の報道である点には注意が必要だ。開発中の機能は、仕様が変わったり、正式な提供に至らなかったりすることがある。

Instagram Plusのこれまで

Instagram Plusは、Metaが2026年6月4日に発表した有料のサブスクリプションで、日本でも提供されている。窓の杜(Impress Watch)の報道によると、月額はiOSで319円だ。

主な機能として、次のようなものが案内されている。

分類機能
ストーリーズ表示期間を24時間から48時間に延長できる。友達に見つけてもらいやすくなる。共有範囲のリストを複数作れる
交流アニメーション付きの「スーパーハート」のリアクションを送れる。ストーリーズを、閲覧者リストに表示されずにプレビューできる
プロフィール最大6件の投稿をピン留めできる。アイコンやフォントをカスタマイズできる

Metaは「今後数か月で特典機能を継続的に追加する」と説明している。読み取り専用モードが本当に追加されるなら、その延長線上にある機能だ。ストーリーズを閲覧者リストに表示させずに見られる機能がすでにあることを考えると、「見ていることを、あまり相手に知られずに閲覧したい」という需要に応える方向の特典が増えているとも読める。

企業アカウントへの影響を考える

読み取り専用モードは、閲覧する側の機能だ。自社アカウントが使う側になることと、閲覧される側になることの両方で、影響を考えておきたい。

閲覧される側として:数字の見え方が変わる可能性

運用担当者が日ごろ見ている指標のうち、いいね、コメント、フォロー、DM、ストーリーズの閲覧は、読み取り専用モードで閲覧する人からは発生しない。

そのため、プロフィールへのアクセスは増えているのに、反応の数が増えない、というズレが目立つ可能性がある。報道の時点では、読み取り専用モードで閲覧した場合に、プロフィールの閲覧数などの指標へどう反映されるのかは、示されていない。

もし利用者が増えれば、「見られているが、反応は残らない」層が一定の割合で存在することになる。反応の数だけで施策の成否を判断すると、実際の関心を過小に見積もるおそれがある。プロフィールへのアクセス数、リンクのクリック数、検索経由の流入など、反応以外の指標も並べて見る習慣が、より重要になる。

閲覧する側として:競合や取引先の情報収集

担当者が他社や取引先のアカウントを調べるとき、うっかりいいねを押したり、ストーリーズの閲覧履歴を残したりすることがある。読み取り専用モードがあれば、そうした操作を誤ってしまう心配は減る。

ただし、業務の調査にどの機能を使うかは、会社の方針で決めておくのが望ましい。調査用のアカウントを個人のものと分けているか、足跡を残さない閲覧を社内でどう位置づけるかは、運用ルールの一部になる。

DMやコメントを受け付ける側の考え方

読み取り専用モードで閲覧している人は、DMを送れない。問い合わせ導線をInstagramのDMだけに頼っている場合、閲覧者が「質問したいが、いまはDMを使えない」状態になる可能性がある。プロフィールに、メールや問い合わせフォームなど、別の連絡手段へのリンクも置いておくと、取りこぼしを減らせる。この点は、読み取り専用モードの有無にかかわらず、運用上の保険になる。

運用担当者が今できること

提供が始まっていない段階では、次の準備にとどめる。

  1. プロフィールのリンクと連絡手段を、DM以外にも用意する
  2. 日々のレポートで、反応の数とプロフィールへのアクセス数を、並べて追える形にしておく
  3. 競合調査に使うアカウントと、自社公式のアカウントを分ける運用を決めておく
  4. Instagram Plusの新機能は、公式の案内で確認してから、社内の運用に反映する

Instagramの新しいAI機能の動向は、Instagram「Edits」にAIアシスタント登場|アカウントの数字を読んで次の企画を提案、米国で提供開始で整理している。広告やクリエイター向けのMetaの動きは、Meta、クリエイターマーケティングハブを刷新 ブランド×クリエイターのマッチングを効率化も参考になる。

現時点で分かっていないこと

報道では、次の点は示されていない。

  • 正式に提供されるかどうか、提供される場合の時期
  • Instagram Plusの追加機能になる場合の、料金や条件
  • 読み取り専用モードで閲覧したことが、プロフィールの閲覧数などの指標に含まれるか
  • ビジネスアカウントや、クリエイターアカウントでの扱い
  • 一般公開されているアカウントだけが対象か、非公開のアカウントも含むか
  • 閲覧される側が、読み取り専用モードで見られていることを知る手段があるか

とくに、指標への反映は、企業アカウントの計測に直結する。仕様が明らかになった時点で、自社のレポートの見方を見直すことになる。

よくある質問

Q. 読み取り専用モードは、もう使えますか?

A. 使えない。テスト中の機能として、アプリの内部で見つかったと報じられている段階だ。提供の有無や時期は公式に発表されていない。

Q. Instagram Plusに入れば使えるようになりますか?

A. 報道では、Instagram Plusの追加機能として検討されていると伝えられている。確定した情報ではなく、実際にどうなるかは、Metaの発表を待つ必要がある。

Q. 読み取り専用モードで見られると、企業側にはどう見えますか?

A. 報道では、その点は示されていない。反応の数は増えないが、プロフィールの閲覧数に含まれるかどうかは、今のところ分からない。

Q. Instagram Plusは日本でも使えますか?

A. 使える。Metaは2026年6月4日に発表し、日本でも提供されている。月額はiOSで319円と案内された。

まとめ

  • Instagramが、プロフィールの閲覧に限定する「読み取り専用モード」をテストしていると、2026年10月4日付で報じられた。いいね、コメント、DM、フォロー、ストーリーズの閲覧が無効になる
  • 機能はアプリ解析のAlessandro Paluzzi氏が見つけたもので、Instagram Plusの追加機能として検討されているとされる。Metaの正式発表ではない
  • Instagram Plusは2026年6月に日本でも始まり、月額319円(iOS)。ストーリーズの延長や、閲覧者リストに表示されないプレビューなどの機能がある
  • 企業アカウントでは、反応の数とプロフィールへのアクセス数の差が出る可能性に備え、反応以外の指標も並べて見る。DM以外の連絡手段も用意しておく
  • 提供時期、料金、指標への反映、ビジネスアカウントでの扱いは示されておらず、公式の発表を待ってから運用に反映する

出典

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