Threads、プロフィールbioにステッカー追加機能を導入。アニメーション・静止画に対応
Threadsがプロフィールの自己紹介欄(bio)にデジタルステッカーを追加できる機能を導入した。Social Media Todayの報道を基に、ステッカーの種類や表示される場所、投稿用ステッカーとの違いを整理し、企業アカウントのプロフィール運用にどう活かせるかを解説する。
Threadsが2026年9月22日、プロフィールの自己紹介欄(bio)にデジタルステッカーを追加できる機能を導入したと海外メディアが報じた。Social Media Todayの記事によると、ユーザーはアニメーション付きと静止画の両方のステッカーをbioに貼り付けられるようになったという。
これまでThreadsのbioは、テキストとリンク1件程度を置くだけの、比較的シンプルな領域だった。そこに「動く」要素が加わることで、プロフィールの見え方そのものが変わる可能性がある。本記事では、報じられている機能の内容を整理したうえで、企業アカウントのプロフィール運用担当者がこの変化をどう捉えるべきかを考える。
何が変わったのか:bioへのステッカー追加
Social Media Todayの報道によれば、変更点は次のとおりだ。
- プロフィールの自己紹介欄(bio)に、デジタルステッカーを挿入できるようになった
- ステッカーにはアニメーション付きのものと**静止画(アニメーションなし)**のものの両方が用意されている
- 今回の機能は、2026年の早い時期に投稿へのステッカー追加として導入されていた「アニメーションステッカー」機能の延長線上にある
記事の執筆時点では、ステッカーの具体的な種類の一覧や、追加できる個数の上限といった細部までは明らかにされていない。海外の個人ユーザーの投稿例を見る限り、キャラクターが動くもの、炎のようなエフェクトがパルス(点滅)するもの、文字が光るように表示されるものなど、バリエーションのあるステッカーが用意されているようだと報じられている。ただし、これは一次報道の記述を踏まえた紹介であり、提供されるステッカーの全容を確認したものではない点に注意したい。
また、海外メディアの別の報道では、このステッカー機能(およびThreadsが同時期に展開しているとされる音楽クリップ機能)が、全ユーザーに一斉公開されたものではなく、段階的なベータアクセスとして一部ユーザーから順に展開されていると伝えられている。この報道によれば、機能にアクセスできないユーザーの間では、アプリを何度も更新したり、ログアウトとログインを繰り返したりして機能の有無を確かめる動きが見られ、周囲が先に新機能を使っている様子を目にすることで一種の「取り残された感(FOMO)」が広がっているという。企業アカウントの担当者も、自社のアカウントで表示されるかどうかはアプリ内で直接確認する必要があり、「報道されている=自分のアカウントでも使える」とは限らない点を踏まえておきたい。
表示される場所と設定方法
ステッカーが表示されるのは、プロフィール画面でユーザー名とアイコンのすぐ下にある、自己紹介文のエリアだ。これまでこの部分はテキストと1件のリンクのみで構成されていたが、今回の更新でステッカーという視覚要素が加わり、表現の幅が広がった形になる。
具体的な追加手順(プロフィール編集画面のどこからステッカーを選ぶか、ステッカーのカテゴリやギャラリーがどのように構成されているかなど)については、今回参照した一次報道では詳細な説明がされていない。投稿へのステッカー追加と同様の操作感で、プロフィール編集画面からステッカーのギャラリーを呼び出し、好きなものをbio内の任意の位置に配置する形になっているとみられるが、この点は断定できる情報源が見つかっていないため、実際の操作方法は自分のアカウントのプロフィール編集画面で直接確認するのが確実だ。
bioステッカーは「貼ってその場に残る」点が、投稿内のステッカーとの大きな違いになる
投稿用ステッカーとの違い:「残り続ける」ステッカー
Threadsは2026年の早い時期に、投稿本文に貼り付けられるアニメーションステッカー機能を試験的に導入していた。報道によれば、この投稿用ステッカーの利用は一時的な盛り上がりにとどまり、数日程度で下火になったとされている。
今回のbio用ステッカーが注目されているのは、置かれる場所の性質が投稿とは根本的に異なるためだ。投稿はタイムラインを流れていき、やがて過去の投稿に埋もれていく。一方、bioはユーザーがプロフィールを訪れるたびに毎回表示される、いわば「固定された」領域だ。そのため、bioに置いたステッカーは投稿内のステッカーよりもずっと長い期間、閲覧者の目に触れ続けることになる。
この性質から、海外メディアの論評では、往年のブログサービスで流行した「動くアイコンや装飾画像でページを飾る」文化との類似性が指摘されている。一時的な話題性ではなく、プロフィールという「名刺」の部分を恒常的に飾る要素として機能する可能性がある、という見立てだ。
企業アカウントのプロフィール運用にこの機能をどう使うか
ここからは、企業のSNS運用担当者に向けた視点を示す。bioステッカーは一見すると個人ユーザー向けの「お楽しみ機能」に見えるが、企業アカウントのプロフィール設計という観点でも検討材料になり得る。
ブランドらしさを「動き」で足す余地が生まれる
企業アカウントのbioは、社名・事業内容・公式サイトへのリンクといった必須情報を、限られた文字数の中に収めることに終始しがちだ。そこにステッカーという視覚要素が加わることで、テキストだけでは伝えづらい「ブランドの雰囲気」を補足できる可能性がある。たとえば、季節のキャンペーン中であることを示す小さな装飾、ブランドカラーに合わせたエフェクトなど、使い方次第でプロフィールの第一印象を調整できる余地が生まれる。
「貼ったままにする」前提での運用ルールが必要になる
一方で、bioステッカーが投稿よりも長く表示され続けるという性質は、企業アカウントにとっては諸刃の剣にもなる。キャンペーン終了後にステッカーを外し忘れたまま放置してしまうと、「もう終わっているキャンペーンのステッカーがプロフィールに残り続けている」という状態になりかねない。投稿であれば流れていくが、bioは放置すればそのまま固定され続ける。
そのため、企業アカウントでこの機能を使う場合は、「いつ貼るか」だけでなく「いつ外すか」までを運用ルールに組み込んでおくことが重要になる。キャンペーン告知やイベント期間に合わせてステッカーを設置する場合は、終了日をあらかじめ決めておき、担当者の引き継ぎ漏れで放置されないよう、プロフィール更新のチェック項目に加えておくとよいだろう。
ブランドの一貫性を損なわないトーンの選択
また、企業アカウントとしてステッカーを使う場合、キャラクターが動く、エフェクトが派手に点滅するといった表現が、自社のブランドトーンと合っているかどうかの判断も必要になる。遊び心のあるブランドであれば好意的に受け取られる一方、堅実さを重視する業種では、プロフィールの印象を損なうリスクも考えられる。導入する前に、自社のInstagramやX(Twitter)のプロフィールで採用しているビジュアルの方向性と齟齬がないかを確認しておくと、SNSごとにブランドイメージがぶれるのを防ぎやすい。
Threadsの他の最新機能とあわせて確認したいこと
Threadsは2026年に入ってから、プロフィールやインサイトに関わる機能更新を続けて発表している。2026年9月上旬には、投稿ごとのパフォーマンスをAIが自然文で要約し、フォロワー/非フォロワー別のリーチ内訳も確認できるようにする「Threads、投稿ごとのAI要約付き新プロフィール分析表示を導入。オーディエンス内訳も可視化」という更新も報じられている。bioのステッカーが「見た目」の更新であるのに対し、こちらは「分析」の更新という位置づけで、プロフィール関連の機能強化が並行して進んでいることがうかがえる。
企業アカウントとしてThreadsをまだ本格的に運用していない場合は、まず基本的な始め方や2026年時点の利用動向を整理した「Threadsとは?使い方・企業アカウントの始め方と2026年の活用ポイント」を確認し、そのうえでプロフィールの土台となるアカウント開設の実務ポイントは「Threads(スレッズ)アカウント作成のやり方|企業アカウントとして開設する際の設定ポイント」で押さえておくと、今回のようなプロフィール関連の新機能にも対応しやすくなる。
今後確認したい点
今回参照した一次報道の時点では、次のような点は明らかになっていない。
- ステッカーの種類が今後どの程度追加されるか、現時点でのバリエーションの総数
- 1つのbioに配置できるステッカーの最大数
- 日本のアカウントへの展開状況や展開時期
- ビジネスアカウントと個人アカウントで利用条件に差があるかどうか
これらは執筆時点で確認できる情報源からは判断できないため、断定はできない。自分のアカウントで実際に利用可能かどうかは、プロフィール編集画面を直接確認するのが最も確実だ。
FAQ
Q1. bioステッカーは誰でも使えますか。 前述のとおり、ステッカー機能(および同時期に報じられている音楽クリップ機能)は段階的なベータアクセスとして展開されているとの報道があり、執筆時点では全ユーザーに一斉公開された状態ではないとみられる。自分のアカウントで利用できるかどうかは、プロフィール編集画面を直接確認する必要がある。
Q2. 投稿に貼るステッカーと、bioに貼るステッカーは同じものですか。 一次報道では、bio用のステッカー機能は2026年の早い時期に投稿向けとして導入された「アニメーションステッカー」機能の延長にあると説明されている。ステッカーの素材自体が完全に共通なのか、bio専用の素材が別に用意されているのかという点までは、今回参照した報道からは確認できていない。
Q3. 企業アカウントで使う場合、特に注意すべき点はありますか。 bioは投稿と違って「訪問されるたびに表示され続ける」領域であるため、キャンペーン終了後にステッカーを外し忘れるといった放置リスクが生まれやすい。設置する際は、あらかじめ撤去のタイミングを決めておき、プロフィール更新のチェック項目に加えておくことをおすすめする。
Q4. 日本のアカウントでも使えますか。 今回参照した一次報道の範囲では、日本のアカウントへの展開状況や展開時期について明確な記述は見当たらなかった。段階的なロールアウトが報じられていることも踏まえ、現時点では断定できない。
まとめ
Threadsは2026年9月22日、プロフィールの自己紹介欄(bio)にアニメーション付き・静止画の両方のデジタルステッカーを追加できる機能を導入したと報じられている。投稿用に先行していたステッカー機能の延長ではあるものの、bioという「常に表示され続ける」領域に置かれる点が、投稿内のステッカーとは異なる意味を持つ。
企業アカウントの運用担当者にとっては、プロフィールの印象を補強する新しい表現手段になり得る一方、キャンペーン終了後の外し忘れといった「放置リスク」も新たに生まれる。導入するかどうかを判断する前に、自社のブランドトーンに合うか、そして貼った後の運用ルールをどう決めるかを、あらかじめチームで整理しておきたい。
出典
- Threads adds sticker options for bios - Social Media Today(2026年9月22日、著者: Andrew Hutchinson)
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