Apple、Googleマップの「ビジネスプロフィール」のような「Business Connect」提供スタート

tanakamiho

【重要】本記事は2023年1月時点の情報を基に執筆しています。Apple Business Connectは2026年3月24日、Apple Business Essentials・Apple Business Managerと統合され、新たな統合プラットフォーム「Apple Business」として2026年4月14日より提供が開始されました。既存のBusiness Connectの登録情報(店舗情報・写真・アカウント設定など)はApple Businessへ自動的に引き継がれています。以下は発表当時の内容です(参考)。最新情報はApple公式ニュースルームをご確認ください。

米Appleは1月11日(現地時間)、ショップやレストラン(以下「ビジネス」とまとめる)向けの新無料サービス「Apple Business Connect」を発表しました。米Googleが10年以上前から提供しているビジネス向け無料サービス「ビジネスプロフィール」のような、店舗情報をユーザーに提供するためのツールです。

1.Apple Business Connectとは?Apple版「Googleビジネスプロフィール」?

Apple Business Connectは、飲食店やホテルなどの店舗事業者が情報をApple Mapsに掲載するためのツールです。Googleが提供している「Googleビジネスプロフィール」のApple版と言えます。

※Googleビジネスプロフィールは、Googleマップ上に登録されている店舗・施設の情報を、オーナー側で管理できるサービスで、Googleが公式に無料で提供しています。Googleビジネスプロフィールの具体的な運用方法については「無料なのに簡単!Googleマイビジネスの運用方法とメリットとデメリット」で詳しく解説しています。

Apple MapsとGoogle マップは似たような機能がありますが、管理ツールであるApple Maps ConnectとGoogle マイビジネスの機能にはいくつか違いがあります。

Google マイビジネスでは健康・安全情報やテイクアウト・デリバリー対応など幅広い店舗情報を登録できます。

一方、Apple Maps Connectは電話番号、営業時間などの基本的な情報のみ掲載可能です。

また、Apple Maps Connectには投稿機能や分析機能が備わっておらず、口コミはじゃらんや食べログなど外部口コミサイトから転載されています。

ただし、Apple Mapsでは2021年4月、投稿者自身のみが閲覧できるレビュー機能が発表されました。店舗によってはレビューが表示されているケースも確認できているため、公式からの発表はないものの、今後口コミ・レビュー機能を拡大させていく可能性が考えられます。

このことから、まずはApple Mapsに店舗の基本情報を登録し、その後Apple Mapsに掲載される外部口コミサイトの情報を整備するという流れにすると良いでしょう。

2.Apple Business Connectでできること

「Apple Business Connect」では、ロゴや写真、道順案内や連絡先情報を登録でき、また商品の注文や予約の受付も可能です。さらに期間限定メニューや割引などの情報を登録できる「ショーケース」機能もあります。(※発表当初はアメリカのみ利用可能でした)

店舗事業者がApple Business Connectにこれらの情報を登録すれば、Apple Mapsやウォレット、メッセンジャー、Siriなどにその情報が表示されます。

このように「Apple Business Connect」は、Googleが提供している「Googleビジネスプロフィール」と同じような役割を担うものだと考えられます。Googleビジネスプロフィールのオーナー確認や登録方法について詳しく知りたい方は「【超初心者向け】Googleマイビジネスの登録方法から初心者がまずやるべき3つの作業」も参考にしてください。

当時はGoogleが「Googleビジネスプロフィール」の機能を充実させており、Googleマップの方が情報の量・質ともに勝っていましたが、その後Appleは店舗管理機能を「Apple Business」として統合・拡充させ、Googleへの対抗を進めています。

3.Apple Maps とは?

Apple Mapsは、iPhoneやMacなどApple製品に標準搭載されている地図アプリです。

「Apple Maps Connect」というサービスの提供を開始したことにより、店舗オーナーは店舗・施設の情報を登録し、マップアプリ上に表示したり、編集することができるようになりました。

日本におけるiPhoneのシェアは60%以上と言われており、日頃Apple Mapsを利用している人も一定数存在していると考えられます。

Google マップ同様、地名検索や位置情報を元に「近くのレストラン」といったキーワードで検索できます。

これまではGoogle マップよりも使いづらいという意見が多かったですが、ストリートビューみたいな機能「Look Around」、主要都市を3Dビューで上空から眺められる機能「Flyover」など、アップデートによって利便性が増しています。

Google マップのみならず、Apple Mapsにおける対策も必要でしょう。

Google マイビジネスと比較すると、機能の充実度の面でまだ限定的といえるApple Maps Connectですが、ローカルビジネス事業者がApple Maps Connectを利用するメリットはどこにあるのでしょうか。以下に解説します。

〇メリット:Apple Mapsユーザーにアピールできる

TesTee Lab.によるiPhoneユーザー4,219名を対象とした2018年の調査では、iPhoneユーザーの約23%がメインで利用している地図アプリとしてApple Mapsを挙げています。

日本のスマホユーザーにおけるiPhoneシェアが60%以上であることを考えると、日頃Apple Mapsを使っているユーザーが一定数存在すると考えられます。

店舗がApple Mapsに登録することで、Apple Mapsのユーザーがお店周辺で「レストラン」「美容室」といった検索をした際、お店を見つけてもらえる可能性が高くなるでしょう。

〇注意点:他ユーザーが勝手に情報を登録できる

Apple Maps Connectで店舗情報を登録していないのに、自店舗の情報が登録されている状況はよくあり、これは他のユーザーが勝手に登録をした可能性が高いです。

すでに登録されている情報が間違っているとイメージダウンに繋がってしまうので、Appleへ報告したり、掲載内容の変更などを提案できます。なお、Googleビジネスプロフィールでのオーナー確認の重要性については「Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)のオーナー確認をしなくてはいけない理由」も参考にしてください。

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