インスタの共同投稿(コラボ投稿)のやり方と企業活用|最大5人・解除方法・タイアップ投稿との違い

tanakamiho

Instagramの「コラボ」(共同投稿)は、1つの投稿を複数のアカウントのプロフィールとフォロワーに同時に届ける機能だ。投稿元が相手を共同投稿者として招待し、相手が承認すると、その投稿は両方のプロフィールに表示され、両方のフォロワーのフィードに流れる。いいねやコメントも1か所に集まる。

この記事では、共同投稿のやり方(招待・承認・解除)と仕様を整理したうえで、タグ付け・タイアップ投稿ラベルとの違い、そして企業がインフルエンサーや他ブランドとコラボするときの設計を扱う。

共同投稿とは:タグ付け・メンションとの違い

似た機能が3つあるので、先に違いを押さえる。

共同投稿(コラボ)タグ付けメンション
相手のフォロワーのフィードに流れるか流れる流れない流れない
相手のプロフィールに表示されるか表示される(作成者として)「タグ付けされた投稿」タブに表示されない
相手の承認必要不要(承認制にしている場合を除く)不要
いいね・コメント1つの投稿に集まる投稿元のもの投稿元のもの
誰が作成者として表示されるか投稿元と共同投稿者の両方投稿元のみ投稿元のみ

相手のフォロワーに直接届くのは共同投稿だけだ。タグ付けやメンションは「相手を示す」機能で、相手のフォロワーには届かない。これが、共同投稿がインフルエンサー施策や他社との企画で使われる理由になる。

Instagramの共同投稿・タグ付け・メンションの3機能を、相手のフォロワーへの到達・プロフィール表示・承認の要否で比較した図解 相手のフォロワーのフィードに流れるのは共同投稿だけ

共同投稿の仕様

公式ヘルプで示されている主な仕様は次のとおり。

  • 共同投稿者は1投稿に最大5人まで招待できる
  • 対応するのはフィード投稿とリール。ストーリーズには共同投稿者を追加できない(メンションのみ)。リールの基本は【今さら聞けない】Instagramのリールとは?使い方やTikTokとの違いをご紹介を参照
  • 投稿を作成した側がメインの作成者になる。投稿を削除できるのは投稿元だけ
  • 共同投稿者はいつでも自分を投稿から削除できる。投稿元も共同投稿者をいつでも削除できる
  • 投稿元と共同投稿者のどちらかが相手をブロックすると、コラボは終了する。投稿は投稿元のプロフィールに残る
  • 投稿元がアカウントを非公開にすると、投稿は投稿元のフォロワーにだけ表示される
  • コミュニティ規定に違反した投稿は削除され、投稿元と共同投稿者の両方のアカウントに措置が取られることがある

最後の点は企業にとって重要だ。共同投稿者になると、その投稿の内容に対する責任を投稿元と共有する。相手の投稿に安易に乗ると、自社アカウントが措置の対象になり得る。

非公開アカウントの扱い

  • 公開アカウントは、公開・非公開のどちらのアカウントも招待できる
  • 非公開アカウントは、自分をフォローしているアカウントだけを招待できる
  • 非公開アカウントが公開アカウントの共同投稿者になると、その投稿は公開アカウント側を通じて公開される

企業アカウントが非公開のインフルエンサーを招待する場面はまれだが、招待された側の公開範囲によって投稿の露出が変わることは覚えておきたい。

共同投稿のやり方

投稿元:作成時に共同投稿者を招待する

  1. フィード投稿またはリールを作成し、キャプション入力画面まで進む
  2. 「タグ付け」(または「人物をタグ付け」)をタップ
  3. **「共同投稿者を招待」**を選び、相手のユーザーネームを検索して選択(最大5人)
  4. 「完了」→投稿する

投稿した時点では、共同投稿者はまだ表示されない。相手が承認すると、投稿に相手のユーザーネームが追加され、相手のプロフィールとフォロワーのフィードに反映される。

共同投稿者:招待を承認・辞退する

招待されると、DMに「○○が共同投稿者としてあなたを招待しました」という通知が届く。

  • 承認する:通知を開き、**「承認」**をタップ。投稿が自分のプロフィールとフォロワーのフィードに表示される
  • 辞退する:**「辞退」**をタップ。投稿元には辞退したことが伝わる
  • 保留する:何もしなければ、投稿は投稿元だけのものとして公開されたままになる

企業アカウントで承認する前には、投稿の全文・画像・タグ付けされた他のアカウントを確認する。承認した時点で、その投稿は自社のプロフィールに「自社の投稿」として並ぶ。

公開後に共同投稿者を追加・削除する

投稿元は、公開後の投稿の**「…」→「編集」→「タグ付け」**から共同投稿者を追加・削除できる。

共同投稿者側が抜けたい場合は、投稿を開いて自分のユーザーネームをタップ→**「投稿から自分を削除」**を選ぶ。自分のプロフィールとフォロワーのフィードから消える。投稿元には通知されないが、投稿を見れば分かる。

投稿を削除したい場合

削除できるのは投稿元だけだ。投稿元が削除すると、共同投稿者のプロフィールからも消える。共同投稿者が「削除したい」場合は、自分を投稿から削除する(投稿自体は投稿元に残る)か、投稿元に削除を依頼する。

タイアップ投稿ラベル(ブランドコンテンツ)との違い

企業がインフルエンサーと組む場合、混同されやすいのが**「タイアップ投稿ラベル」**だ。

共同投稿(コラボ)タイアップ投稿ラベル
目的投稿を両方のフォロワーに届ける企業から対価を受けた投稿であることを表示する
表示両アカウントが作成者として並ぶ「○○とのタイアップ投稿」というラベル
誰が設定するか投稿元が招待、相手が承認投稿するインフルエンサー側が企業を指定し、企業が承認
広告への転用不可企業側がパートナーシップ広告として配信できる(広告の種類はInstagram動画広告の種類と宣伝効果を出す5つのポイントを解説を参照)
法的な意味なしステルスマーケティング規制への対応になる

インフルエンサーに報酬を払って投稿してもらう場合は、共同投稿にするかどうかにかかわらず、タイアップ投稿ラベルを付ける必要がある。2023年10月以降、対価を受けた投稿であることを隠すと景品表示法の規制対象になるためだ。ラベルの要件はインフルエンサーマーケのステマ対策!ステマと言われないために。を参照してほしい。

両方を同時に使うこともできる。インフルエンサーがタイアップ投稿ラベルを付けた投稿に、企業を共同投稿者として招待すれば、対価の表示をしたうえで、企業のフォロワーにも届く投稿になる。

企業アカウントでの活用

インフルエンサーとの共同投稿

インフルエンサーに商品を紹介してもらう投稿を共同投稿にすると、インフルエンサーのフォロワーと企業のフォロワーの両方に届き、反応も1か所に集まる。企業側のプロフィールにも投稿が並ぶので、「公式が認めた紹介」であることが伝わる。

依頼するときは、次の点を決めておく。

  • 投稿元をどちらにするか。 削除権と編集権は投稿元にある。インフルエンサーを投稿元にするのが一般的
  • 承認前の確認プロセス。 企業側は承認前に内容を確認できるので、確認者と確認項目を決めておく
  • タイアップ投稿ラベルの設定。 対価があるなら必ず付ける
  • 投稿を残す期間。 キャンペーン終了後に共同投稿者から外れるかどうか

インフルエンサーの探し方と選定基準はインフルエンサーの探し方【企業向け】無料の検索方法とツール・選定基準で扱っている。

他ブランド・他社との共同投稿

コラボ商品や共同イベントの告知を共同投稿にすると、両社のフォロワーに同時に届く。同じグループの複数ブランド、本店と支店、メーカーと販売店といった組み合わせでも使える。

注意したいのは、投稿の責任を共有する点だ。相手の投稿文に自社の基準に合わない表現があっても、承認すれば自社の投稿として並ぶ。承認前の確認は、社外との共同投稿では必ず行う。

お客様の投稿を共同投稿にする

お客様がタグ付けしてくれた投稿を、共同投稿者として招待してもらう形で自社プロフィールに載せる方法もある。ただしこれは、お客様側が投稿元として企業を招待する必要がある。企業から一方的にはできない。お客様の投稿を紹介する一般的な手順はインスタで他人のストーリーを自分のストーリーにシェア・引用する方法|できない原因と設定を参照してほしい。

よくある質問

Q. 共同投稿の招待が来ない。 A. 投稿元がまだ招待していないか、DMの「リクエスト」に振り分けられている。フォロー外からの招待はリクエスト側に入ることがある。

Q. 共同投稿のインサイトはどちらに表示される? A. 投稿元と共同投稿者の両方で、同じ投稿のインサイトを確認できる。ただしリーチの内訳(どちらのフォロワーからのリーチか)は分けて表示されない。

Q. 承認したあとに取り消せる? A. 投稿から自分を削除すれば、自分のプロフィールとフォロワーのフィードからは消える。投稿自体は投稿元に残る。

まとめ

  • 共同投稿は投稿を両方のプロフィールとフォロワーに届ける機能。タグ付け・メンションでは相手のフォロワーには届かない
  • 共同投稿者は最大5人、対応はフィードとリール。ストーリーズは不可
  • 承認すると投稿の責任を共有する。企業は承認前に内容を確認する
  • 対価を払う投稿は、共同投稿にするかどうかにかかわらずタイアップ投稿ラベルが必要
  • 削除は投稿元だけ。共同投稿者は「投稿から自分を削除」で抜けられる

参考

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